生理痛は“当たり前”じゃない
「生理は痛くて当然」と思っていませんか?
多くの女性が毎月の生理に伴う不快感や痛みを経験しています。軽い腹痛やだるさ程度であれば日常生活に大きな支障はないかもしれません。しかし、強い下腹部痛・吐き気・頭痛・腰痛・めまいなどがある場合、それは「月経困難症」の可能性があります。
月経困難症は、単なる体質の問題ではなく、子宮内膜症や子宮筋腫などの婦人科系疾患が隠れている場合もあります。放置すると不妊のリスクが高まることもあるため、「毎月つらいけれど仕方ない」と我慢するのではなく、婦人科で相談することが大切です。
特に10代〜20代の若い女性でも、強い生理痛に悩まされているケースは少なくありません。学校や仕事を休まざるを得ないほどの痛みがある場合、それは決して「普通」ではありません。婦人科では鎮痛剤の適切な使用法やホルモン療法、ライフスタイル改善のアドバイスを受けることができます。早期に対応することで、将来の妊娠や女性としての健康を守ることにつながるのです。
現代女性の生理回数は昔の9倍
生理痛や婦人科トラブルが増えている背景には、現代女性のライフスタイルの変化があります。
昔の女性は「多産+長期授乳」によって、一生のうちに経験する生理の回数は 約50回程度 とされていました。妊娠や授乳の期間は排卵や月経が止まるため、子宮や卵巣が休む時間が多かったのです。
一方、現代女性は出産回数の減少、初潮年齢の低下、閉経年齢の延長などによって、一生のうちに経験する生理回数が 約450回以上 に増えています。実に昔の女性の約9倍に相当します。
つまり、現代の女性は生涯にわたり「生理と付き合う時間」が圧倒的に長くなっているのです。その分、子宮や卵巣への負担は大きくなり、子宮内膜症・子宮筋腫・卵巣嚢腫といった婦人科疾患の発症リスクも高まっています。
また、生理のたびに女性ホルモンの影響を強く受けるため、PMS(月経前症候群)やPMDD(月経前不快気分障害)など、心身の不調に悩まされる女性も増えています。
この現状を踏まえると、現代女性にとって「フェムケア=自分の体をいたわり、整える習慣」は欠かせないものだといえるでしょう。
生理痛を和らげるためにできること
強い生理痛がある場合はまず医療機関の受診が必要ですが、日常生活の中で取り入れられるケアもあります。
- 体を温める習慣を持つ:血流を促進することで痛みが和らぐことがあります。腹部や腰を温めるのも有効です。
- バランスの良い食事:鉄分・カルシウム・ビタミンB群など、ホルモンバランスを整える栄養素を意識して摂取しましょう。
- 軽い運動やストレッチ:ウォーキングやヨガなどは血流改善やリラックス効果につながります。
- ストレスケア:心身は密接につながっているため、ストレスをため込まないことも大切です。
これらの習慣を意識することは、婦人科トラブルの予防にもつながります。
世界で広がるフェムテックとフェムケア
「女性の健康課題をテクノロジーで解決する」フェムテック市場は、世界的に急成長しています。生理周期を管理できるアプリ、オンラインでの婦人科相談、痛みを和らげるウェアラブルデバイス、吸水ショーツなど、次々と新しい製品やサービスが登場しています。
調査によると、世界のフェムテック市場は2030年までに約3倍に拡大すると予測されています。これは女性の体の悩みが「個人の問題」から「社会全体で取り組むべき課題」へと認識され始めている証拠でもあります。
日本でも少しずつ普及しつつありますが、まだ「恥ずかしい」「人に言いにくい」といった文化的な壁が残っています。その壁を壊すためには、正しい知識を持ち、それを周囲にシェアすることが大切です。
サロンでできるフェムケアのサポート
私のサロンでも、「女性がもっと快適に毎日を過ごせるように」という思いで、フェムケアに関する施術や情報発信を行っています。
- 骨格や姿勢を整えることで、体の土台を安定させる
- 血流やリンパの流れを改善し、冷えやむくみを軽減する
- デリケートゾーンケアに関する正しい知識を提供する
- 女性同士が安心して悩みを話せる環境をつくる
こうした取り組みを通して、一人でも多くの女性が「我慢しなくていいんだ」と思えるきっかけになればと考えています。
まとめ
生理痛は決して「当たり前」ではなく、体からの大切なサインです。
現代女性は昔よりもはるかに多くの生理を経験しており、それだけ子宮や卵巣に負担がかかっています。だからこそ、正しい知識を持ち、必要なときには医療やケアを活用することが重要です。
フェムケアやフェムテックは、これからますます広がっていく分野です。女性自身が自分の体を理解し、大切にすること。そして周囲の人たちが女性特有の体の変化を理解し、支え合える社会を作ること。それが「女性のなかったらいいのに」という悩みを減らす第一歩となります。
私自身もサロンを通じて、みなさまの健康と快適な毎日をサポートしていきます。
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