フェムケアについて深掘りパート1

〜女性の「なかったらいいのに」を叶えるために〜

みなさんは「フェムケア」という言葉をご存じでしょうか?
ここ数年で雑誌やSNSでも見かけることが増え、少しずつ広まりつつありますが、日本ではまだまだ普及が遅れているのが現状です。

私自身、サロンで女性のお客様とお話をしていると、「もっと早く知りたかった」「誰にも相談できなかった」という声をよく耳にします。
それだけ「女性特有の体の悩み」は身近なのに、なかなかオープンに語られないテーマだと感じます。

今回は、そんな「フェムケア」についての基礎知識をお伝えします。
まずは「そもそもフェムケアって何?」というところから始めていきましょう。


目次

フェムケアとは?

フェムケア(Femcare)とは、女性特有の体や心のお悩みに寄り添い、サポートしていくケアのことを指します。
「Fem(女性)」と「Care(ケア)」を組み合わせた言葉で、海外ではすでに一般的になってきている考え方です。

具体的には、

  • 生理
  • 妊娠
  • 出産
  • 更年期
    といったライフステージごとに大きく変化する女性の体を支える取り組みのこと。

フェムケアの対象は広く、心と体の両面にわたります。たとえば「生理痛でつらいときにどう過ごすか」「産後の体をどう回復させるか」「更年期の不調とどう付き合うか」なども含まれます。


なぜフェムケアが注目されているの?

海外ではすでに「女性が心地よく生きるためのあたりまえの考え方」として広まっていますが、日本で注目され始めたのは2020年頃。
この年に「フェムテック振興議員連盟」が発足し、社会的な関心が一気に高まりました。

フェムテックとは「Female(女性)×Technology(テクノロジー)」の造語で、テクノロジーを活用して女性の健康やライフスタイルを支える分野を指します。
その一環として「フェムケア」への理解やサービス提供も拡大してきています。

背景には、働き方やライフスタイルの変化も大きく関わっています。
昔よりも女性の社会進出が進み、妊娠・出産・子育て・仕事を同時に抱える人が増えたことで、「体の不調を我慢せずケアする」必要性がより強く認識されるようになったのです。


日本で広まりにくい背景

それではなぜ、日本ではフェムケアの普及が遅れているのでしょうか?

その理由のひとつは、日本独特の文化的背景にあります。
昔から「生理=恥ずかしいもの」「隠すべきもの」とされてきた風潮があるのです。

月経小屋の存在

かつて日本では「月経小屋」と呼ばれるものが存在しました。
生理中の女性はそこに隔離され、同じ火や調理器具を使うことさえ避けられていました。
その背景には「血=穢れ」という考え方があり、女性が“普通ではない存在”として扱われてきた歴史があります。

もちろん、現代では月経小屋の習慣はありません。
ですが、この「生理は隠すもの」「触れてはいけないもの」という意識は、文化的な記憶として受け継がれ、私たちの無意識の中に残っています。


現代にも残る「隠す文化」

その影響は、今の社会にも少なからず現れています。

  • 学校の保健体育の授業で、生理の話になると妙に静かになる
  • 職場で「生理痛がつらいから休みます」と言いづらい
  • 友人同士でも「生理」の話題は避けがち

こうした経験、皆さんも一度はあるのではないでしょうか?

実際に、サロンのお客様からも「会社で体調不良を伝えるときに“生理です”とは言えない」「家族にもあまり話せない」という声を聞きます。
本来なら自然な体のリズムであるはずなのに、まだ“タブー”とされてしまうのです。


「恥ずかしい」から「普通のこと」へ

海外では「生理は体の自然な一部」という意識が強く、オープンに語られることが多いです。
その違いは、製品の普及や制度にも表れています。

  • 生理用品のオーガニック化
  • 月経カップや月経ディスクの普及
  • 生理に関する教育の早期化
  • 法律によるサポート(例:スコットランドの無料配布制度)

こうした動きに比べると、日本はまだ「隠す文化」が根強く残り、社会的なサポートも十分とは言えません。


まとめ

フェムケアは「特別なこと」ではなく、女性が一生を心地よく生きるために欠かせない考え方です。
しかし、日本では文化的な背景や社会の仕組みの遅れから、まだ広まりにくい現状があります。

まずは「知ること」から始めることが大切です。
生理や女性の体のことを恥ずかしいと感じず、自然なものとして受け止められる社会に少しずつ変えていけたら…。
その一歩が、フェムケアの普及につながるのだと思います。

👉 次回は「世界との違い」について、もう少し詳しくお話していきます。

https://beauty.hotpepper.jp/kr/slnH000769539/

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